◆◆ けーばら日記 ◆◆
 
先日の仮装大賞を見て
2003年 10月 6日(月)の巻
 
 
 第70回を迎えた日本テレビ系の「全日本仮装大賞」は、今回から「新!仮装大賞」と名称が改められ、おなじみの後楽園ホールで行われた。 オープニングの様子は今回から多少変わっていた。今までなら「19時ジャストスタート!」って感じだったのに、今回は5分前倒しの18時55分から始まり、今までは会場に行った人のみの「特権!?」だった審査員の登場の様子がオンエアされていた。俺の考えでは恐らく、強力な裏番組(アニメ名場面特集)が18時56分から始まることの対策ではないか?と思われる。

 今日やっとビデオを見終えたので、まずは全チームのタイトルと内容紹介をしておこう。 今回の応募総数は5287組。その中から出場は33組で、他にゲスト仮装として、「テツ&トモ」と「中国雑技団」の2組が花を添えた。今回の放送は平成15年9月28日、18時55分から約2時間だった。
 
 
タイトル
人数
点数
内容など
特記事項
 1
体育会系イソギンチャク
10
15
数人の足でイソギンチャクの活発な動きを  
 2
マッサージ機
10
指だけでマッサージ機と座った人間を仮装  
 3
負けるもんか!
2
17
空手に失敗して天国行き?→生き返った  
 4
カエルの歌
6
19
子供達がカエル飛びする度に鉄琴が鳴る 努力賞
 5
タンポポの綿毛の冒険
4
12
丸坊主をタンポポの種に見立てて飛ぶ様を  
 6
キャンプファイヤー
2
17
炎を体中に付けた洗濯バサミで表現  
 7
手裏剣
5
手裏剣役の子供を側転させて敵を討った ユーモア賞
 8
少林サッカー
7
空中で展開される選手の体を数人で分担 ファンタジー賞
 9
小鳥の誕生
15
木に向う人が振り返ると顔に小鳥の姿が  
10
夏休みの体操
3
17
夏休みをテーマに、曲に合せ3人組み体操  
11
ハーフパイプ
首を左右にスイカ食べ、ボード上の人間を 第3位
12
シオマネキのタンゴ
6
15
2匹のカニが曲に合せてダンス  
13
カメレオンのウルトラクイズ
4
18
左右2匹のカメレオンが舌でボタン早押し  
14
扇風機
2枚のうちわを揺らし、ノドを叩いて「あー」 アイデア賞
15
ストーブ
3
裸の体がみるみる赤くなった。息止めた?  
16
旗つつみでホールインワン
3
19
1個のボールを3人が口移しで・・・  
17
雨に唄えば
8
14
黒背景に立つ紳士に雨粒が当り弾く様子を  
18
ドラキュラの最期
3
ドラキュラと宿敵が対決、最後に人消えた! 技術賞
19
眠れない夜は・・・
18
透明傘に息吐いて羊に見せひたすら数えた  
20
目は口ほどに物を言い
3
9
2人で両目を表現、ことわざに合せて動作  
21
レコード盤
盤の様子は子供がフラフープ回して表現 優勝
22
金魚すくい
18
ポイと器に仕掛有、指の金魚は巧みな動き  
23
ほたるの里
10
17
手や口の丸い反射板でほたるの光を表現  
24
勝ち力士のインタビュー
18
取組後の力士の動作を、ほおをポコポコさせ  
25
ルパン三世
18
優勝常連者、アニメのオープニングを表現 準優勝
26
地下鉄のマナー
13
窓に映った車内にいる人・物の影の動きが 演技賞
27
ルアーフィッシング
3
19
釣り竿のリールの回転を前回り、後回りで  
28
腹話術
2
15
ハリボテ人形が持つ箱から人が出てきた!  
29
ヒゲの有名人
10
ヒゲのある有名人をメドレーで表現  
30
モンローのような花火
4
14
いろんな花火の表現をしなやかな動きで  
31
忍者
14
18
あらゆる場所に動き回る忍者の体を数人で  
32
ウォーターボーイズ
10
シンクロで踊る人を、指や全身を使い表現  
33
旅立ち
16
海ガメが朝日の海に向かって這って行く  
<注記>
 ※合格点数は15点以上、セルに黄色の背景色付は合格の印
 ※人数の欄の「個」は個人で出場したチーム
 ※点数の欄の「満」は20点満点のチーム
 
 
 俺なりに感想を述べるとしたら、今回は満点が多かったことだ。もちろん作品が良かったというのは言うまでもないが、それだけ入賞(各賞・優勝など)が難しくなってきていることを示している。そんな中入賞した今回のチームはかなりの実力派ということだ。


 俺は個人ネタで出場することが多かった(とはいえ5回だが・・・)ので、つい個人びいきして見てしまうところがある。今回の「11番・ハーフパイプ」「14番・扇風機」「22番・金魚すくい」「24番・勝ち力士のインタビュー」等は、思わず嫉妬してしまいそうなほど上手く演技していた。よく思いつくもんだ。


 そんな個人ネタの中から今回優勝を飾った「21番・レコード盤」には、フラフープを回すテクニックに思わず拍手してしまった。 団体ネタの「25番・ルパン三世」は過去に4度優勝経験を持つチームで、演技展開も練習の成果が出ていて素晴らしくまとまっていた。その演技には「安心感」のある笑いを感じたが、俺は「不安定」な感動を与えてくれたレコード盤の少年の方に好感が持てた。個人ネタ優勝バンザイ!ってところだ。





 さて、最後になったが、当サイト「恋輝の裏通り2」の常連さんである、Count DRACULAさんの演技 「18番・ドラキュラの最期」についても少々語りたいと思う。 この作品は、ドラキュラと宿敵が戦っている最中、夜が明けて、ドラキュラが灰となって消えてゆく様を表現したものであった。 見所は、夜明けの光と十字架のパワーによってドラキュラが床に伏し、銀粉を吹きながらもだえ、最後はマントを残して消え去るというシーン。 画面から推測すると、おそらくは床が二重底になっていて、その空間に隠れたのではないかと思われるが、この「消えもの」の演技が観客や審査員に驚きと感動を与え、その結果満点!さらに技術賞までが授与される結果になったと思う。俺はこの作品を演じた彼らに、心から素晴らしかった!おめでとう!と言いたい。


 「消えもの」は観客に感動を与えるものだ。しかし考えるのは難しい・・・


 俺の記憶の中にある「消えもの」は2つ。 まずはクギ役とハンマー役の2人が出てくるもので、ハンマーでクギを打つとクギが消える(ハンマーの中にクギ役の子供が入る)もの。 もう一つは、ピンクレディーの格好をして歌う歌が「透明人間♪」。黒壁の前で歌う彼女に、黒子がスプレーで墨汁を吹き付けて、終いには黒壁と同色になって「消えます!」と決める。


 そんな演技、今後ぜひやってみたいと思う俺だった。
 
 
 
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